アコヤ真珠

   真珠は、海と貝と人間の共同作業でできます。  

海、貝、人間のどれが悪くてもいい真珠は、できません。

私達は、EM(有用微生物群)で海を守り、あこや貝にいい真珠を育ててもらえるように努めています。

他の宝石は形を整えたり磨くことにより輝きますが真珠は取り出した瞬間から丸く、美しく輝いています。

また、真珠は生き物であるあこや貝と人間の手で作れる唯一の宝石です。

そのため真珠は暖かい宝石、ダイヤは冷たい宝石と言われています。

 ★☆★真珠の成分  ★☆★

真珠は貝殻と同じ成分で 93%が炭酸カルシュウム ・
5%がコンキオリンと言うたんぱく質

残りは酸化カルシュウムと水分です。

  ★☆★ 天然真珠と養殖真珠の違い ★☆★

●天然真珠は自然に貝の中に入った砂粒や寄生虫の卵を核にして できたものです。

芥子(ケシ)と呼ばれ大きいものでも4mmくらいです。

丸い形のものはほんのわずかしかありません。


天然真珠 (けし)1mm~4mm

●養殖真珠は人間が貝殻を丸く削って作った核を挿入してできた ものです。

核が違うだけであこや貝が真珠を育んでくれるプロセスは同  じです。

  ★☆★ 真珠層 ★☆★

真珠層の厚みは0.5mm~1mmくらいです。
1mmの真珠層は2500層の結晶の重なりでできています

結晶1枚の厚みは0.3~0.4ミクロンです。
(1ミクロン=1000分の1mm)

  ★☆★ 真珠の種類  ★☆★

貝殻を持つすべての貝は真珠を作ることができます。

でも、美しい輝きのある真珠をつくる貝は多くありません。貝の内側に美しい輝く真珠層のある貝がきれいな真珠を作ります

● 真珠にはあこや真珠・淡水真珠・南洋真珠・タヒチ真珠・マベ真珠等の種類がありますが日本では、和珠と呼ばれているあこや真珠の養殖が行われています。

その中でも美しい干渉色をもつのはあこや真珠だけです。


※干渉色とは色の波長が干渉をおこしピンクがかった虹色に見えることで 真珠層を作る結晶板の結晶が規則正しい時に光が内部まで浸透してできる色です。

 

 ★☆★ 良い真珠の見分け方 ★☆★

真珠層の巻きが厚く、照りがあり、傷は少ないく表面がなめらかなものがいい真珠といえます。

良い真珠は真珠の表面を覗きこむと鏡のように自分の顔が映ります。

真円の真珠がいいと言われていますがバロックにも他にはないおもしろさがあります。

おもにピンクの真珠が好まれますが色は人それぞれの好みです。

 ★☆★ 真珠の5大要素 ★☆★

  • 照り (輝き )

    悪い        良い
  • 巻 き (結晶の重なりの事) 

薄巻き             厚巻き

イエロー・ホワイト・ピンクブルー・ゴールド・ブラックなどいろんな色があります。


いろんな形があります。

  • 傷 (傷は本物の真珠のあかしです。) 

無傷の真珠は大変少ないです。

傷あり     傷なし

 ☆★真珠の宝石としての価値 ☆★

真珠は、生き物のあこや貝が育むものゆえいろいろな色や形をして生まれてきます。

花珠といわれるいい真珠というのは、全体の5%ぐらいしかできません。

それゆえ宝石としての価値が生まれるわけです。

まったく商品価値のないこんな真珠も生まれてきます。

★☆★  真珠の手入れ ★☆★

真珠の大敵は人間の汗と油ですのでつけた後はかならず柔らかい布で丁寧にふいてからしまって下さい

温度変化、アリカリ、酸にも弱いのでお風呂・台所仕事をする時ははずして下さい。

他の宝石と比べると傷がつきやすいので他の宝石と一緒にしまう時は気をつけて下さい。